自分の心と会話する

日々の生活の中で大切な決断に迫られるとき、時折立ち止まり、自分自身と向き合うことが必要になります。その場面は、高価な買い物をするような日常の決断から転職や新事業の立ち上げなどの人生を左右する決断など様々です。

そのときに大切なのが、「自分の心と会話する」という自己対話の概念です。
終活や相続について考えるときもまた、自己対話は大切です。 今回は、自己対話(自分の心と会話する)についてのおはなしです。

自己対話の重要性

自己対話とは、自分自身の内面に耳を傾け、心の声に従うことで、自分の本当の気持ちや価値観を理解し、選択の指針を得ることを指します。特に終活や相続を考える場面では、感情や思い出が複雑に交錯し、冷静な判断が難しくなることが少なくありません。そのようなときこそ、自己対話を通じて、自分が本当に大切にしていることや望んでいることを見つめ直すことが重要です。

私自身も、ご相談者様のサポートをする中で、この自己対話の重要性を再確認することが度々あります。ご自身の心の声に耳を傾けることで、不安や迷いが少しずつ和らぎ、自然と進むべき道が見えてくるものです。

ご相談者様のお気持ちを汲み取る

終活や相続についてご相談を受ける中で、「どのような決断が正しいのか」「自分にとって何が最良の選択なのか」といったお悩みをお聞きすることがしばしばあります。これらの課題は、単なる法律や手続きの問題ではなく、ご家族との関係性や自身の価値観に深く根差したものであることが多いのです。 そのような時こそ、ご自身の心と向き合い、内なる声に耳を傾けることが重要です。何が大切なのか、何を本当に望んでいるのかを見つめ直すことで、不安や迷いが少しずつ解消され、自然と進むべき道が見えてくるものです。

自己啓発としての心の対話

心との対話は、問題を解決するための手段であると同時に、自己成長のためのプロセスでもあります。私自身、日々の業務の中で、自分の心と向き合う時間を大切にしています。その結果、これまで気づかなかった新たな視点や自分の強みを発見することがあります。 例えば、日常業務の中で見過ごしていた些細な事柄が実は大きな意味を持つことに気付いたり、過去の経験が現在の仕事にどのように影響しているかを振り返ることで、新たな発見をすることがあります。

実践のためのヒント

「自分の心と会話する」という自己対話は、日々の生活の中で自然に取り入れることができます。朝の目覚めや夜の静かな時間に、「今、何を感じているのか」「今日一日で何を学んだのか」と、自分自身に簡単な問いを投げかけてみることも自己対話の第一歩になるかも知れません。

また、日常の中でふと感じたことや浮かんだ考えを、その場でメモに残したり、スマホに録音することも効果的です。ふと頭に浮かんだ、自分でも驚くような良い考えでも、いつの間にか忘れてしまうことがあります。意識してメモや録音に残すことで、後で振り返ったときに、自分自身の思考のパターンや感情の動きを客観的に整理し理解できることもあるからです。

さいごに

心と会話する「言葉」が降りてくる場面で多いのが、一人バイクを走らせているときと、ボーッとサウナや温泉にいるときです。思いもよらない妙案が浮かんだりするのですが、バイクや温泉ではメモがとれないのが残念です。

相続対策は事前準備が大切です。お早めにご相談下さい。

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この記事を書いた人

栗田 政和

栗田 政和

東京都府中市出身、現在は立川市内に在住。
中央大学法学部卒。
大学卒業後、住宅メーカーに32年勤務した後独立し、
行政書士栗田法務事務所を開業。
現在は行政書士兼相続コンサルタントとして、
立川近郊の相続問題に悩む方の助けになるべく奮闘中。
趣味はバイクツーリング、温泉巡り、幕末歴史小説、プロ野球観戦。