毎日の生活の中で、無意識のうちに過去の経験やデータに基づいて、将来の予想や意思決定を行っていることが多いです。今日のランチも日本シリーズの予想も、今までの経験から繋がっている気がします。
今回は「経験則とメモリーアイテム」について考えてみました。
経験則とは
経験則は、過去の出来事や経験から得られた知識や知恵であり、それをもとに将来の判断や行動に活かすことができます。例えば、過去に同じような状況で失敗したという経験があれば、次はこうすれば失敗しないという仮定をたてることや判断をすることができます。
メモリーアイテムとは
メモリーアイテムは、過去の出来事や経験を思い出させてくれるアイテムです。それ自体に知識や知恵があるわけではありませんが、過去の出来事や経験を思い出すことで、そこから新たな知識や知恵を得ることができる可能性があります。
経験則とメモリーアイテムの使い分け
経験則とメモリーアイテムは、どちらも過去の経験を基に、将来の行動や判断を助けるものです。しかし、それぞれ異なる特徴やメリット・デメリットがあるため、使い分けが重要です。
1. 経験則は、直感的な判断に役立つ
経験則は、過去の経験から得た知識や知恵ですから、直感的に行動や判断を下すのに役立ちます。例えば、道を歩いているときに、前方の道が混雑しているのを見ると、経験則から「この道は避けた方がいい」と判断したりするものです。
ビジネスに置換えると、交渉のときなど、相手や状況に合せて臨機応変に対応するには、経験則が役に立ちそうです。
2. メモリーアイテムは、過去の経験から学ぶのに役立つ
メモリーアイテムは、過去の経験を記録したものです。過去の経験を振り返って、そこから次の判断をするときに役立ちます。例えば、仕事で失敗したときに、その失敗から学んだことで、同じ失敗を繰り返さないようにすることができます。
ビジネスに置換えると、研修や勉強で積み重ねた知識を正確に活用するときに役にたちそうです。
経験則とメモリーアイテムの融合
ビジネスにおいて、経験則とメモリーアイテムのどちらが重要なのか。と言うよりもどのように融合させるのが重要なのかを考えることが大切です。
経験則は、個人の主観的な視点に基づいていることが多いです。そのために、メモリーアイテムと融合させる際には客観的に捉えることが必要でしょうか。
メモリーアイテムは、様々な種類があります。自分の過去の経験だけではなく、本やネットからの知識や人づての知識など客観的に基づいていることも多いです。ならば主観的な視点も必要なのかも知れません。
どちらにおいても、継続的にアップデートすることでこの先の判断がより良いものになるようにしたいものです。
さいごに
このテーマについて考えを巡らせながら、資格試験の過去問を思い出しました。受験勉強では過去問の勉強は必須ですが本試験に過去問が出題されることは、ほぼ無いですね。限られた試験時間の中で過去問から学んだ経験則とメモリーアイテムを駆使しながら問題を解いていく思考は、日々の現場での思考と通じる気がします。