先輩たちは元気だ

9月に入って、少し遅めの夏休みを利用して大型客船での日本一周クルーズを体験しました。

2学期も始まったこともあり、船中では子供たちや若者を見かけることはほとんどありません。日本一周クルーズを楽しむ方々のほとんどは団塊の世代の先輩たちでした。

今回は「先輩たちは元気だ」のお話しです

日本一周クルーズ

今回私が体験したのは10日間で日本を一周するクルーズです。横浜を出港し、函館、秋田、金沢、釜山(韓国)、鹿児島、高知に寄港し横浜に戻ってきました。

航海中、携帯は圏外となり、ほどよいデジタルデトックスになりました。

MSCベリッシマというイタリア船で乗船客は約4000名と約1500名の乗組員を乗せた大型客船です。

朝それぞれの観光地に寄港し、夕方出港するイメージです。幕末史が好きな私にとっては函館の五稜郭を皮切りに寄港地でのお城巡り、鹿児島では西郷さん、高知では龍馬へ想いを馳せる魅力的な数日間でした。

先輩たちは元気

この10日間で最も印象的だったことのひとつは、団塊の世代の方々がみんな元気なことでした。

新学期が始まったタイミングでしたので、子供連れのファミリー層や若い人たちはほとんど見かけません。むしろ50後半の私たち夫婦が若年層のようでした。

今回大型客船の中で大部分を占めていた「団塊の世代」の方々の凄いのは、皆さん疲れを知らないのです。

船の中ではオールインクルーシブで、早朝から深夜まで、アルコールを含むドリンクが飲み放題、ビユッフェではいつでも食事ができます。ランチやディナーはレストランでコース料理もOKです。

プールもジムもジャグジーもあります。プールにはウォータースライダーやアスレチックもあります。深夜までカジノ。どの施設でも最大限に楽しんでいらっしゃいます。

クルーズ旅行という非日常の空気感を差し引いたとしても、昼間観光地で疲れ切った私より元気なのです。

深夜まで懐かしのディスコソングで踊っている先輩たちを見ながら、バブルの頃のジュリアナ東京と重なっていました。

そうです、あの頃色々な意味で日本を牽引していたのは、この団塊の世代の先輩たちなのです。

団塊の世代

団塊の世代とは1947年から1949年頃に生まれた世代で75歳の後期高齢者にさしかり、まさに高度経済成長期に最も働いた世代です。そしてバブル崩壊から高齢化社会へと日本の激動の時代とともに生きてきた方々です。

先輩たちと

客船の中でたくさんの先輩方とお話しする機会がありました。レストランで、ビュフェで、バーで、ジャグジーで。

アルコールを嗜みながら非日常の空間で若輩者の私にご機嫌に話しかけてくれる先輩方は、それぞれ終活や介護についての問題意識を持ちつつも「今」をしっかり楽しく生きています。高度経済成長を支えてきた力強さを感じました。

さいごに

この先、自分自身や日本社会がどのように変わっていくのか想像するのは難しいですが、20年後、高齢者となったとき、楽しく生きる「幸齢者」になる妄想をしたいものです。

相続対策は事前準備が大切です。お早めにご相談下さい。

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この記事を書いた人

栗田 政和

栗田 政和

東京都府中市出身、現在は立川市内に在住。
中央大学法学部卒。
大学卒業後、住宅メーカーに32年勤務した後独立し、
行政書士栗田法務事務所を開業。
現在は行政書士兼相続コンサルタントとして、
立川近郊の相続問題に悩む方の助けになるべく奮闘中。
趣味はバイクツーリング、温泉巡り、幕末歴史小説、プロ野球観戦。