「ありがとう」って、一日に何回言いますか?
「ありがとう」って、一日に何回言われますか?
感謝の気持ちは大切です。そして、ちゃんと伝えることが大切です。
今回は、「ありがとう」についてのおはなしです。
感謝
日常の些細な感謝
特別な感謝
長い月日の中での感謝
そのとき一瞬の感謝
家族への感謝、友人への感謝、仕事での感謝、先生への感謝・・・
「ありがとう」だったり「サンキュー」だったり、場面でいろいろな感謝があります。
何気ない一言だけど、歳を重ねるにつれて響く重みが増してきます。
感謝して、「ありがとう」と言う。
感謝されて、「ありがとう」と言われる。
どちらも特別な想いですね。
ありがとうの対義語
「ありがとう」の対義語、わかります?
「ありがとう」の反対は「ごめんなさい」・・・ではないのです。
正解は、
「当たり前」なんです。
「ありがとう」は漢字で書くと「有難う」。
「有り難し」という言葉から生まれたのだそうです。
有ることが難しい、まれである、めったにないことに巡り会う、すなわち「奇跡」ということ。
だから、対義語は「当たり前」なんですね。
朝、目覚めるのがあたりまえ。食事ができるのがあたりまえ。健康でいるのがあたりまえ。仕事ができるのがあたりまえ。そして、生きているのがあたりまえ。
このように「当たり前」と思っているすべてが、実は「めったにない、有り難いこと」で、この「奇跡」に感謝、それが「ありがとう」という言葉です。
付言
私の業務のひとつに、遺言書の作成のサポートがあります。
遺言書の効力が生じるのは、遺言者が亡くなったときからです。すなわち遺言は天国から残された家族へのメッセージ。そのメッセージには、遺産の処分などの法律行為だけではなく、「付言事項」として家族への想いを綴ることがあります。
家族への感謝を「ありがとう」という言葉で綴るのは、まさしく「当たり前」ではない、一つ一つの奇跡に感謝だからです。
この感謝の言葉をかみしめながら、遺言書の作成と向き合っています。
まとめ
今日一日、「ありがとう」を言葉にしたとき、「ありがとう」と言ってもらったとき。この奇跡を少しだけかみしめてみてはいかがでしょうか。