日常に潜む先入観

久々にワクワクしながら見たドラマがありました。先月最終回を迎えた日曜劇場の「VIVANT」です。物語の展開が秀逸で、1話終了するごとに様々な「考察」がネットの中で繰り広げられます。次回の展開を考察することも密かな楽しみでしたが、往々にして先入観や思い込みによるミスリードであったりします。

今回は日常で起こる「先入観」について考察してみました。

先入観とは

先入観とは、過去の経験や知識に基づいて、物事や人に対してあらかじめ持った考えや思い込みのことです。

先入観は、日頃の判断や行動に大きな影響を与えています。

例えば、ある人に対して「あの人は細かい人だ」という先入観を持っていると他の人以上に注意深く観察するようになってしまいます。

ある人に対して「あの人はいつも威張っている」という先入観を持っていると、会話中も横柄だと勝手に思い込み、自分のペースが乱れたりします。

このように、先入観は私たちの生活において、良い影響も悪い影響も与えます。

先入観の種類

では何故解っていても先入観が支配してしまうのでしょうか。

・属性による先入観

年齢、性別、学歴、出身地、宗教、職業など、個人の属性に基づく先入観です。

・経験による先入観

過去の経験に基づく先入観です。

・情報による先入観

マスメディアやSNSなどから得た情報に基づく先入観です。

先入観は、無意識のうちに形成されてしまいます。

そのため、自分がどのような先入観を持っているのかを認識することは、とても難しいことです。

先入観との戦い

日頃のコミュニケーションでも仕事においても、先入観によって気付かないうちにミスリードしてしまうことも起こり得ることです。

人と接するとき、先入観との戦いは避けて通れません。

先入観にとらわれず、一人ひとり尊重した対応を心がけることが大切です。

そして、その先入観がどのように自分の判断や行動に影響を与えているのかを意識することが大切です。

先入観に惑わされないために

先入観に惑わされないためには、

・自分の先入観を認識する

まずは、自分の先入観を認識することが大切です。

自分の先入観を認識することで、その先入観がどのように自分の判断や行動に影響を与えているのかを理解することです。

・客観的な視点を身につける

自分の先入観にとらわれないためには、客観的な視点を身につけることが大切です。

そのためには、さまざまな情報を収集し、多角的な視点から物事が見えるようにすることです。

・常に疑問を持つ

何事も、まずは疑問を持つことが大切です。

「なぜそうなのだろう?」「本当にそうだろうか?」と常に疑問を持つことで、自分の先入観を解き放つことができます。

先入観との戦いは、そう簡単なことではなさそうです。しかし、常に意識することで少しずつでも先入観にとらわれずに物事を見ることができるようになりたいものです。

さいごに

そうは言っても今日もまた、我が家では、想像・妄想・先入観でのバトルが・・・

相続対策は事前準備が大切です。お早めにご相談下さい。

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この記事を書いた人

栗田 政和

栗田 政和

東京都府中市出身、現在は立川市内に在住。
中央大学法学部卒。
大学卒業後、住宅メーカーに32年勤務した後独立し、
行政書士栗田法務事務所を開業。
現在は行政書士兼相続コンサルタントとして、
立川近郊の相続問題に悩む方の助けになるべく奮闘中。
趣味はバイクツーリング、温泉巡り、幕末歴史小説、プロ野球観戦。