昨年5月に行政書士事務所を開設し、本日で1年経ちました。
試行錯誤の1年間でしたが、たくさんの方々からのご指導、ご助言によって少しずつですが自分の役割と方向性を見つけながら前進しております。
心から感謝申し上げます。
また、開業時に手探りで作ったホームページを本日より全面リニューアルします。
自分の役割を今まで以上に明確にお伝えできるとうれしいです。
今回はいつもより、少しだけ長めです・・・
1年を振り返る
コロナ禍で働き方が変わりつつある中、あと5年勤めれば定年退職を迎えるタイミング。延長を希望すれば、あと10年会社員として日常を生活することもできました。
それでも新たな人生にチャレンジすることへのこの決断は、間違っていなかったと確信しています。
そして何よりも、この決断を受け入れてくれた妻に感謝です。
開業してまず驚いたのは予想以上に勉強の日々でした。はるか昔の受験勉強や、仕事をしながらの資格試験勉強のときよりも多くの時間を学びのために使いました。そしてこの学びはこれからも、当たり前のように続いていきます。
行政書士登録後の書士会での研修だけでも必須から任意まで実に多くのカリキュラムが用意されています。書士会の研修の一部をあげると、
新入会員基礎研修、職務上の倫理研修、申請取次事務研修、成年後見基礎研修などなど。
その他にも、相続関連業務や民事信託に関するインプットにも日々注力しています。
最初の数ヶ月、頑張って作ったホームページからの問合せや事務所への電話は全て業者からの営業電話でした。電話が鳴ると元気よく「お電話ありがとうございます。行政書士栗田法務事務所です!」と出ます。
すると、「事務所のホームページの検索順位を上げませんか?」「当社のポータルサイトに栗田さんの紹介を掲載したいのですが・・」「有名人(某タレントさん)と栗田さんとのインタビュー記事を掲載したいのですが・・」そんなのばかりでした。どれもコチラから費用をお支払いするビジネスのようです。
危うくだまされそうになったのは、ある企業の福利厚生で社員のかたが相続関連で困ったときに相談できる事務所として提携したいとのオファーでした。アポイントを取る寸前での言い回しに「?」が浮かんだので詳細を突っ込んだところ、やっぱりコチラから費用をお支払いするビジネスでした。
このホームページは業者にしか見えない設定なのかと不安になったりもしました。
そんな中、ホームページからの初めての本物の(スイマセン)お問い合せがきたのは、夏の終わりでした。外国人のかたからのお問い合せでした。
実は外国人のかたのビザや在留資格の申請は行政書士業務のひとつです。申請取次事務研修を終えて、2022年8月10日付で東京出入国在留管理局長による申請取次の証明書を取得したばかりでしたので、研修で学んだ知識を活かせるご縁にとても感謝しました。
ホームページからの初めてのお問い合せが専門の相続ではなかったのは実に不思議です。
残暑の頃は長年営業の仕事をしていた思い上がりもあって、相続に関連する業界へのアプローチを試みたこともありました。今思うと相続のことってセールスするものではないですよね。
初秋の頃出会った学びをきっかけに、自分の目指すべき方向性とビジョンを明確に定義づけすることの大切さを意識するようになりました。
晩秋の頃、企画・運営・テーマを全て自分で行う自主開催の「相続セミナー」をスタートしました。セミナー初体験の私にとって不安だらけでしたが、高校時代の友人たちが練習会に集まってくれました。感謝です。練習会のあとの友人たちからの真剣なダメ出しやアドバイスを活かしながら、今後も継続していきたいと思っています。
私に大切なひとをご紹介してくださった皆さま
私を信頼してご相談いただいた皆さま
ご縁あってサポートさせていただいている皆さまとその家族の皆さまが、心から相談してよかったと思ってもらえるように、丁寧に向き合って参ります。
そして今までお世話になった皆さまとの繋がり、この1年で新たに名刺交換をさせていただいた、220名の皆さまとの繋がりを今後も大切にしていきたいと思っています。
ホームページリニューアル
今日からホームページを全面リニューアルします。
検索順位など意識していません。SEO対策も無視です。
今回リニューアルした想い、それは・・・
相続のことで困ったことがある人がこのホームページに訪れたとき、私があなたに向けてどのようなサポートが出来るのかをより明確に、より具体的にお伝えしたかったからです。
それは、今のあなたかも知れないし、3年後のあなたかも知れません。
また、コラムでは定期的に私の想いやあなたと向き合うときの姿勢について更新していきます。
今日のコラムを読んでくれているのは何年後のあなたですか?
困ったとき、必要になったとき、このホームページが参考になればうれしいです。
さいごに
たったの1年ですが、32年間の会社員生活と全く違う毎日でした。
誰からも指示をされることのない自由さがあります。
自由だからこそ、もしかしたら組織の中にいたとき以上に、自由に対して襟を正して自分を律していた気がします。
そして、出会ったすべての人に「有難う」
これからもよろしくお願いします。