物語を語る機会って普段ありますか?
友人や家族に、体験談や出来事を物語風に話すことです。
セミナーでは自分の知識や経験を物語として語ることで聞いている人たちに、少しでもわかりやすく理解してもらうようにします。
今回は相続を「物語として語る」大切さについて考えてみました。
物語として語ることの意味
「物語として語る」とは、ある出来事を、起承転結のある筋書きに沿って、登場人物や舞台、背景などの要素を盛り込みながら、語ることです。
具体的には、以下の2つの意味合いで使われます。
・事実を、物語として語ること
例えば、ある出来事を、主人公や登場人物、舞台、背景などを設定し、起承転結のある筋書きに沿って語ることを指します。
・体験や考えを、物語として語ること
例えば、ある人が、自分の体験や考えを、主人公である自分を軸に、起承転結のある筋書きに沿って語ることを指します。
自分自身を主人公としての物語ですので、そこに登場する人たちとの関わりや感情を、自然と整理することができます。
物語として語ることの効果
物語として語ることには、さまざまな効果があります。
・自分のことを客観的に捉えることができる
物語として語ることで、自分の出来事や体験を、第三者の視点から客観的に捉えることができます。そのため、自分のことをより深く理解することができるようになります。
・自分の考えや感情を整理することができる
物語として語ることで、自分の考えや感情を、ストーリーの中に整理することができます。そのため、自分の考えや感情をより明確にすることができるようになります。
・自分の人生を振り返ることができる
物語として自分の人生を語ることで、これまでの人生を客観的に捉え、自分の強みや弱み、価値観などを知ることができます。
・家族と共感することができる
物語として自分の体験や考えを語ることで、家族との理解を深め共感し合うことができます。
物語として語ることの活用法
相続や遺言を物語として語ることは、さまざまな場面で活用することができます。
・相続に関する意思決定の参考にする
物語として自分の人生を語ることで、自分の価値観や考え方をより深く理解することができます。その理解を基に、相続に関する意思決定を行うことで、より納得感のある意思決定を行うことができます。
・家族や友人と相続について話し合う際に活用する
物語として自分の考えや感情を語ることで、家族や友人に自分の考えや感情を理解してもらいやすくなります。そのため、相続について話し合う際に活用することで、円滑な話し合いを進めることができます。
さいごに
相続や遺言は人生においてとても重要なことのひとつです。
だからこそ家族への想いを、物語として語りたいものです。そうすることで、遠い昔の懐かしく楽しい思い出がもっともっと蘇るかも知れませんね。