最近、人との出会いについて考えることがありました。
私たちは毎日の生活の中で、さまざまな人と関わっています。
仕事を通じて知り合った人。
誰かから紹介された人。
たまたま同じ場所に居合わせた人。
そのときには特別な意味を感じていなくても、あとから振り返ってみると、「あの人との出会いがあったから、今につながっている」と思うことがあります。
今回は、これまでの人との出会いについて振り返ってみたいと思います。

行政書士になって広がった人とのつながり
私自身、行政書士として仕事をするようになってから、人とのつながりが以前より広がったように思います。
ご相談に来られた方をはじめ、同業の行政書士やほかの専門家、地域で活動する方など、会社員の頃には接点のなかった方々と知り合う機会が増えました。
その中には、実際の仕事につながった出会いもあれば、そうではないものもあります。
けれども、出会いの意味は、仕事につながるかどうかだけではないように思います。
何気ない会話の中で考え方のヒントをもらったり、自分とは違う経験を聞くことで、物事の見方が広がったりすることがあります。
自分から求める出会い、思いがけない出会い
人との出会いには、自分から求めて生まれるものもあれば、思いがけないきっかけから生まれるものもあります。
勉強会や地域の活動など、自分から参加した場で知り合う人もいれば、仕事の中で偶然出会う人、誰かから紹介されて知り合う人もいます。
もちろん、出会ったときから「良い出会いだった」と思えることばかりではありません。
考え方の違いに戸惑ったり、思うようにいかなかったりする中で、自分の考え方や相手との関わり方を振り返ることもあります。
そのときには分からなかったことも、時間がたってから振り返ると、受け止め方が変わることがあります。
本をきっかけに考えたこと
先日、喜多川泰さんの『「福」に憑かれた男』という本を読みました。
物語の中では、主人公がさまざまな人との出会いや出来事を通して、自分の仕事や生き方について考えていきます。
読み進めながら、私自身も、これまでの人との出会いや出来事を思い返しました。
そのときには気づかなかったことが、あとになって違った意味を持って見えてくることもある。そんなことを改めて考えるきっかけになりました。
相続や終活と、人とのつながり
相続や終活のご相談では、財産や手続きだけでなく、人との関係についてお話を伺うことがあります。
家族との関係。
長く付き合ってきた友人。
困ったときに頼れる人。
自分の思いを伝えておきたい人。
終活というと、これからの生活や財産の整理に目が向きがちです。
もちろん、それらを考えておくことは大切です。
ただ、それと同時に、これまでどのような人と関わってきたのか、これから誰とのつながりを大切にしていきたいのかを考えることも、終活の一つなのかもしれません。
さいごに
人との出会いが、どのような意味を持つのかは、その場ではなかなかわからないものです。
自分から求めた出会いが、新しい仕事や人との関係に広がっていくこともあれば、思いがけず出会った人との関わりが、自分の考え方に影響を与えることもあります。
また、そのときには戸惑ったことや、思うようにいかなかった経験が、あとになって大切な気づきになることもあります。
時間がたってから振り返ることで、初めて見えてくるものもあります。
だからこそ、その場で「良い出会いだった」「そうではなかった」と判断するのではなく、目の前の人との関わりを一つひとつ丁寧に重ねていくことが大切なのだと思います。
