とあるラーメン店主の名言

かなり前のことですが、カリスマラーメン店主としてメディアに引っ張りダコだったラーメン店主がいました。

その当時、なぜかその店主に風貌が似ていると言われたことがあって、なんとなく意識してラーメン特集を見たりしていました。

今回はカリスマラーメン店主の名言のお話しです。

ラーメンの鬼

そのラーメン店主は人気ラーメン店「支那そばや」の創業者で、メディアでは「ラーメンの鬼」と称されていた佐野実さんです。

なんでも、そのお店には幾つかルールがあったようです。

・携帯電話の使用禁止

・私語禁止

・香水をつけた方の入店禁止

今では尖ったお店ではたまに見かけますが、20年以上前は珍しく、異端児としてメディアに紹介されたようです。

立川の駅ビルに姉妹店が出店したときに食べに行きましたが、残念ながらご本人にお目にかかることは出来ませんでした。

そのラーメンの鬼は、享年63歳で2014年に他界されています。

ラーメン店主の名言

数を売るんじゃない、味を売れ!

このラーメン店主の名言は、お客様に対するいろいろな想いを込めたひと言のように思います。

ラーメンへのこだわりや情熱。そして、一杯一杯のラーメンを一人一人のお客様に手を抜かずに向き合うことの大切さ。言い換えると一杯たりともおろそかにしないで提供する心を大切にしなければならないことだと。

商売は当然売上げが大切ですが、売上げのために何をするのかではなく、大切なのはお客様の顔を見て商売することなのだと、語っているような気がします。

ちゃんとしたものを出せば客は来る

携帯禁止や私語禁止などのルールがあっても、長い時間並んで待ってくれたお客様に美味しいと感動してもらえるためにちゃんとしたものを作るのだと言うことでしょうか。

私語禁止の理由

私語禁止の理由についてのインタビューに、このように答えています。

「携帯や香水、私語、これらは全部ラーメンを邪魔するもの。だって、食べている途中に携帯で話していたらラーメンが伸びちゃうだろ。香水もラーメンのニオイを消しちゃう。ウチはカウンター15席の小さい店だったから周りにも迷惑」

「こっちは真剣にうまいもん出そうとしてんのに、食べる側のマナーが悪かったらさ……。例えば、フランス料理食べに行って、そういうことする客はいないでしょ? ラーメンだってそこは一緒」

「こっちは客との真剣勝負。その店の規制が嫌なら、行かなきゃいいだけ。逆に、自信がない店は、無愛想になんかできないはずだよ。俺は、客へのお礼は味で返す!そう思って研究してきた」

さいごに

見方によっては、とても傲慢ですね。ひとそれぞれ感じ方は違うかもしれません。

皆さんは「ラーメンの鬼」の言葉、どのように受け止めますか?

この記事を書いた人

栗田 政和

栗田 政和

東京都府中市出身、現在は立川市内に在住。
中央大学法学部卒。
大学卒業後、住宅メーカーに32年勤務した後独立し、
行政書士栗田法務事務所を開業。
現在は行政書士兼相続コンサルタントとして、
立川近郊の相続問題に悩む方の助けになるべく奮闘中。
趣味はバイクツーリング、温泉巡り、幕末歴史小説、プロ野球観戦。