相続が発生したあとに、それまで仲の良かった家族が遺産を巡って争うなんて話し、小説やドラマの中だけのことではなく、実際にたくさんあります。
そして、その当事者の人たちは口を揃えてこう言います。「こんなはずじゃなかった」と。
「こんなはずじゃなかった」にならないように、いつかやってくる相続と向き合うことはとても大切です。
いつかやってくる相続と向き合うことを、「相続対策」といいます。
この「相続対策」をするうえで、大切なことについて整理してみました。
そもそも相続対策って?
以前、相続対策ってホントに必要?でご紹介したように、相続対策イコール相続税対策のイメージがあります。
実際に多くの人は、そのように理解しています。
ところが、相続が発生したあとにご相談に来られる方々の多くは、相続税以外のことで困っておられます。
相続と向き合うことが「相続対策」ならば、何をどのように向き合えばよいのでしょか。
誰に相談すればいいの?
相続と向き合うはじめの一歩は、誰かに相談することです。
相談先の受け皿はたくさんあります。
仕業の専門家や、相続に特化した保険、不動産、銀行などの窓口等々。
相談したいことが、はっきりしているのならいいですが、何から相談すればいいのかがはっきりしていない場合が多いです。
当然なのです。多くの人にとって、「相続対策」は初めてのことで、難しそうで、大変そうだからです。
まずは、相談すべき事をご自身で見つけることから始めたいですね。
例えば、ご自身の健康のために年に1回健康診断や人間ドックを受ける人、多いと思います。その結果、問題がなければ安心ですよね。
逆に、悪い結果があった場合は、いち早く再検査をして対策を考えます。
相続対策においても、相談すべき本当の問題を明確化するために、相続の健康診断から始めることもアリですね。
ひとりで頑張るとキケン
相続対策のはじめの一歩を踏み出すときオススメしたいのは、ひとりで頑張らないことです。
せっかく、責任感で家族の将来のためにと頑張っても、「なんかコソコソやっているぞ・・」って、余計に勘ぐられてしまうことがあります。
相続と向き合うことに気付いた貴方は素晴らしいです。だからこそ、ひとりではなく家族みんなで向き合うための音頭をとってみてはいかがでしょうか。
相続対策で大切なこと
相続対策は、まずは誰かに相談することから始めたいです。
相談することが分かりづらいときは、相続の健康診断から始めてみることも、相続と向き合う大きな一歩です。
そして、「家族みんなで」も大切なことです。
最後に
相続はほとんどの人にとって、初めてで、難しそうで、大変そうで、もう少し先でもいいかなぁ、って思いがちです。
でも心の奥底で、なんとなくモヤモヤされています。
そんなときは、相続の健康診断をしてみてください。問題がなければ安心です。